🔶 無人航空機の定義

飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船のどれか
構造上人が乗れないもの
遠逆操作または自動操縦により飛行が可能なもの
 (200g未満のものは除く=模型飛行機に分類)

 国士交通省:飛行ルールの対象となる機体より

🔶 2017年現在の日本国内における飛行に関する規制

● 航空法第132条1号で禁止されている飛行⇒国土交通省への申請が必要
空港等の周辺の上空の空域
地上高、高度150m以上の飛行
人口集中地区の上空
    上記は、安全性を確保し許可を受けた場合は飛行可能

● 民法207条(私有地上空の飛行に関する法律)
私有地の上空300m以内を飛行する場合
    土地所有者の承諾が必要

● 道路交通法77条(道路上の飛行)
公道などの道路上を飛行させる場合
    道路使用許可が必要

● 電波法(日本で電波帯)
機体で使用されている電波帯が日本で使用可能か
    日本で使用可能な電波帯は2.4GHz

● プライバシー法
民家や人が映り込む可能性がある場合
    了承を得ておく。SNS等での拡散は違法性を問われる可能性がある

● その他(航空法132条2号で禁止されている飛行➡国土交通省への申請が必要
・夜間飛行、目視外飛行、イベント上空飛行
・人、車、建物から30m未満の飛行
・危険物輸送、物件投下

※ 飛行させる機体の申請登録も必要となります。

 

ドローンの歴史
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米国
・1944年、第二次世界大戦中アメリカ軍がB-17爆撃機を無人機に改造したのが最初のドローン。
 以来軍事目的で製造・使用されていました。
・1970年頃から、電子誘導技術が進歩したことに伴い、小型の無人偵察機も導入。
・1995年、偵察目的の「プレデター」運用開始。のちに攻撃機に進化しイラク戦争・アフガン内戦
 シリア内戦などで実戦投入されました。
・近年は長距離飛行が可能な大型の無人航空機も実戦配備されている一方で、民間人を誤って攻撃す
 るという被害が問題になっている。

日本
・主に農薬散布のために30年くらい前から利用されてきました(小型無人ヘリコプター)。
・近年は、調査・高所や危険な場所からの空撮・警備などの産業で活用され始めています。

 

無人航空機の種類
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固定翼ドローンバッテリーにモーター駆動、ガソリンエンジン駆動、或いは両者のハイブリッド推進
方式飛行し、長時間の空撮・点検に使われています。

・固定翼ドローン、SenseFly eBee(左、フランス製)のような小型機もあります。
・ヤマハの農業散布ラジコンヘリは良い機体・技術ですが、値段が高く(1機約1、300万円)、
 重く(農薬を搭載しない状態で約75kg)、大きく(ローターを含まない全長約2.7m)、
 3~4人で取り扱う必要があるます。
・近年、マルチコプターの機能性能が大きく進歩しています。

 

マルチコプターの詳細:ヨー/ピッチ/ロール
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