あなたの太陽光パネルは大丈夫ですか?
※太陽光パネルの清掃クリーニングが何故必要なのか?
太陽光パネルの表面に付く、埃や黄砂は雨が降ればある程度流れます。風が吹けばゴミや枯葉は吹き飛ぶかもしれません。しかし実際のところは屋外設置による環境は人が思うほど生温い状況ではないという事です。
そのため、太陽光パネルはお手入れをしていく必要があるという事です。
※パネル表面の汚れによる影響
太陽光パネルの表面の汚れを長期間にわたり放置すると、「ホットスポット現象」を引き起こす可能性があります。ホットスポットは部分的に発電しないだけでなく、同系統におけるシステム全体の発電を低下させます。
※近年、太陽光発電における火災事故事例
太陽光発電設備における火災事故は周辺機器の端子の締付不具合による火災事故やホットスポット現象による発火が原因で火災事故に繋がるなどと調査にあがっております。
消費者庁の事故情報データバンクからの事故事例を示す。原因については究明中であるが火災事故の報告が多い。
太陽光発電システムの事故事例表
上記のように日本でも火災事故が報告されているように海外でもホットスポット現象による火災で住宅2階部分が屋根なり滅茶苦茶になるケースや、太陽光パネルは太陽の日射を浴び続ける以上、発電し続けるため、消防隊員の感電事故や火災による二次災害、消火活動に通常の倍もの時間を要したりと、要注意事項にまで取り上げられています。
消防庁の各都道府県に宛てた通達事項のリンク
※太陽光パネルの清掃クリーニング一例
※クリーニング後による専用測定機器での変化
※ストリングトレーサーによる I-Vカーブ測定
洗浄前 洗浄後
洗浄前 洗浄後
上記の測定対象エリアは、三重県津市の山間の地域であり、周辺には建物も何もなく、風あたりと日当たりは抜群といえる場所です。
システムは49,5kwの全量買取、産業用、野立ての太陽光発電システムで、連系して半年ほどしてからの半年点検の際に実践しました。内3系統のみを絞って測定した結果となりました。
電圧(V)も電流(A)も最大出力電力(W)も洗浄前と洗浄後とは、一目瞭然の変化です。
現地は上空に送電線や、架空線等はないので、比較的、鳥などによる糞尿による被害は少なかったものの、これだけの汚れが半年程でフレーム部分に蓄積されており驚きを隠せませんでした。 木々や鳥などによる糞尿被害の多い場所であれば、なお被害は多いことでしょう。