※太陽光発電システムにはメンテナンスが必要です

ご周知の方々も中にはいるかもしれませんが、太陽光パネルはメンテナンスフリーといわれてきました。太陽光発電を設置して1年目、2年目は良くても3年目、4年目と何もせずに太陽光発電を放置していれば日に日に発電量は低下する一方です。主に原因としてはモジュールの汚れ、錆び、経年劣化、ホットスポット、ハンダ不良、生産時の初期不良や、施工不備等により、発電量の低下に大きな要因をもたらします。

 

※ホットスポット現象とは何か?

太陽光パネルに付着した鳥や動物の糞尿、枯葉等の何らかの物体による付着、もしくはバスバー電極のハンダ不良、生産時におけるセルの初期不良、経年劣化によってホットスポット現象を引き起こすことがあります。

上記の付着により長期間の影ができてしまった場合や不良により発電のできない箇所が抵抗体となり、そこを発電した電気が通る際に発熱を起こすといったものです。

通常、セルの平均温度は40℃未満ですが異常時には200℃以上にも達する可能性があるとのことです。

 

※バイパスダイオード現象とは?

完全な影になっているセルの割合 = 2/54 = 4%

影の影響で発生する損失の割合  = 18/54 =33%

モジュール内のバイパスダイオードが何らかにより故障し影がかかった場合、バイパスダイオードが機能せず、発電システム全体に発電量の低下の影響が及びます。この現象は影などがかからない状況では特に問題や影響はでてきませんが、表面や外観等での発見は非常に難しい例であります。

このような発電量の低下を未然に防ぐためにも早期発見が必要だと思います。弊社ではそのような不具合でも早期発見に繋げるために「専用測定機器」を使って定期的なメンテナンスを致します。

 

メンテナンス機器

mentenansu

 

※トラブル事故事例

太陽光発電における事故や災害においても、設置者様は十分にご理解いただいてもらいたい事もございます。雪害や寒冷地域においては、凍結によりパネルをささえていた架台やフレームが破損し、それだけでも十分に危ない事故のうえ雪が積もり更にフレームは耐え切れなくなる事態や、ホットスポットにより最悪は火災に及ぶ事態も。